お米の家倉、五代目がゆく
by okomenoyagura
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田んぼは奥が深いっす。
久しぶりの更新になってしまいました。

25年度のお米づくり、6月5日に全ての田植えを無事終えることができました。
春先の低温、更には6月上旬の異常高温、極小雨と、今年も本当に稲には成育ストレスの多い年になっております。
そんな中でも、おかげさまで稲たちはたくましく成長してくれてます!頼もしい!!

命の恵の田んぼでは、不思議な現象が起きてますのでご紹介です。
田んぼは奥が深いっす。_b0127739_2041796.jpg

小字名:「福所」の田んぼです。
あぜ道を挟み、写真左が無農薬栽培1年目/写真右が無農薬栽培2年目

田んぼの水の濁りにご注目ください。
無農薬栽培2年目の田んぼの濁りが半端なくすごいです!!
この濁りは、微生物が増え、活発に動くことで生じていると推察されます。
濁ると、水面下にて芽を出そうとしている雑草が発芽できずに抑制されるという結果をもたらします!まさに、無農薬栽培にとって自然の循環から得られる産物なのです!!
ありがたや。
このまま雑草を抑えることができれば、収穫量・品質ともに期待できそうです!

# by okomenoyagura | 2013-06-20 20:13 | お米づくりレポート
お米の店頭販売
4月14・15日と、伊勢丹百貨店の府中店・浦和店にて、お米の生産者来店販売企画に出させていただきました!
お米の店頭販売_b0127739_1926027.jpg

昨春より、年に2回、各店舗に立たせていただいております。
そして、ありがたいことに、常時店頭で『笑顔の源』(ミルキークイーン/コシヒカリ)の2kg/5kgを販売いただいております。
当初、店頭販売に立たせていただくことは、お米の家倉をより多くの方々に知って頂けて、ご愛飯いただける機会である、そして何より、滋賀のお米を知っていただけるまたとないチャンスであるという思いがありました。
今でもこの気持ちに変わりはないのですが、今回も多くのお客様とお出逢いさせていただき、お話をさせていただく中で感じたことがあります。
生産者自らが店頭に立ち、お客様と直にコミュニケーションを取り、お米をお届けすることの一番の意義は、『作った人の顔を見て、話し、そうして納得して購入する』昔は当たり前だった距離感、信頼関係で結ばれる生産者と生活者(消費者)の関係性とそこから得られる双方の喜びを取り戻すことにあるのでは、と。
生産者の手から直に買うお米は、なんて安心出来ておいしいんだろう!って、食卓で召し上がって頂く際に感じていただけたら、こんなにうれしいことはありません。
生産者としても、この人が私と私のお米を信頼して選んでくれたんだ!とわかることによって、強い責任感と目的意識を持ち、お米づくりをより一層がんばれるのだと思います。
大袈裟かもしれませんが、未来へつなぐ日本農業の在り方のヒントがここにあるのではとさえ感じます。
「作っているひとと仲良くなれば、作られたものはもっとおいしい!」
コネファサムライプロジェクトの活動から生まれた農家アートのキャッチコピーそのものです!!

お米の家倉をご愛飯くださる全てのお客様、いつも本当にありがとうございます。

# by okomenoyagura | 2013-04-18 19:38 | 感じたこと
種をまく。
3月に入り、25年産のお米づくりが本格的にはじまりました。
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種子を60度のお湯で消毒し、浸種、催芽を経て、第一回は3月21日に種をまきました。
芽出しを行い、苗代に並べ、トンネルで保温すること4日目、無事に緑化をしてくれました。緑化すると、一安心です。
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ただいま、2葉まで生育しています。

しかし、この週末はとんでもない爆弾低気圧による暴風で、苗代が一部吹き飛ばされました。春の嵐はほぼ毎年4月10日頃までに必ず一度訪れます。(ちなみに昨年は4月3日)
これぐらいの被害で済んで良かったと思わなければいけませんが、自然の猛威にはいつも恐れてばかりです。自然の恵みと脅威は表裏一体。
恵みをいただくことを生業とする農家として、自然の猛威もやはり同時に受け入れる他ありませんが、今回の暴風も本当に恐怖を抱く程のものでした。
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週明けからは、田植えに向けた田んぼの地ごしらえがはじまります。

# by okomenoyagura | 2013-04-07 18:57 | お米づくりレポート
京都造形芸術大学 卒業制作展
昨年、作家であり大学で教鞭も執られている藤原昌樹先生の授業にゲスト講師としてお邪魔させていただいた、京都造形芸術大学の卒業制作展に行ってきました!

先生の教え子である学生さんが、
“藝術と日本文化の原点である稲作を通して得たものを情報として発信すること”をコンセプトに、滋賀県にある4枚の棚田で、農薬や化学肥料を使用せずにお米を育てられました。
お米づくりを通じて創作された、『おかげ山』、そして『おかげ山神楽」。

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京都造形芸術大のキャンパス。
正面の大階段が印象的です。
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藁葺きでつくられた小屋にて。手には、『おかげ山物語』
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彼女たちの魂が込められた『おに氣り』!!
米粒の力強さが伝わってくるおいしさでした。ご馳走様!!
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米作りの一年を表現した『おかげ山神楽』
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米作りをされた一年を言葉に表現するなら?と尋ねたら、「おかげさま」の一言ですと。
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米作りを生業とする農業人生9年目の私として、次代を担う若い世代のみなさんが、数あるテーマの中から農業を、そして米作りを卒業制作のテーマとして選ばれたこと、時代の変化、若者の視点、挑戦に心動かされ、込み上げる気持ちがありました。
米作りを一冊の本にまとめ上げられた『おかげ山物語』をいただきましたので、またみなさんにもぜひご覧いただきたいと思います。

# by okomenoyagura | 2013-03-02 18:55 | 日常
店頭販売
去る、2月17日(日)
大阪中之島grafさんで開催されたファンタスティックマーケットに農家仲間(コネファ・サムライメンバー)と共に出店させていただきました。

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命の恵ミルキークイーンを、2合から、お好みの量を、お好みの精米方法で仕上げさせていただく「あなたのために、今から精米!」をはじめ、ごはんに合うお母ちゃん謹製郷土食のえび豆、手造り味噌を販売させていただきました。
そして、スタッフの小菅さんも初めて店頭販売に!

生産が基盤のお米の家倉ですが、店頭に立たせていただくことで頂けるご縁、お客様との対話は至福のひと時です。また、その際に学ばせていただいたことをまた栽培に活かす。この循環で、食して下さるみなさまのご要望、時代や食卓の変化に沿えられる農園でありたいと思っています。

# by okomenoyagura | 2013-02-26 21:12 | イベント報告